近代建築に使用されている油性塗料

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近代建築に使用されている油性塗料

近代建築に使用されている油性塗料について  73-2.日本赤十字社中央病院病棟(登録有形文化財)日本赤十字社は、明治10年(1877)の西南戦争の際に、傷病兵の救護に当たった博愛社が、日本政府のジュネーブ条約加盟後の明治19年(1886)に名を改めたものである。その際、皇室から渋谷の御料地の一部と建設資金10万円を賜り、明治23年(1890)に西洋の病院に倣ったかたちでこの病院が建設された(写真3)。この病院の欄間及び鎧戸から剥離した塗膜片に関して分析を行った(写真4、5)。3-3.旧睦沢学校校舎(重要文化財)旧睦沢学校校舎は、山梨県令・藤村紫朗の命により山梨県中巨摩郡敷島町に明治8年(1875)建設された小学校校舍である。当時、藤村が奨励していた擬洋風建築の代表作である。昭和32年(1957)からは睦沢公民館として使用写真1 旧三重県庁舎(全景)写真2 旧三重県庁舎(扉)