第10回無形民俗文化財研究協議会「ひらかれる無形文化遺産―魅力の発信と外からの力」

第10回無形民俗文化財研究協議会

12月4日(金)に第10回無形民俗文化財研究協議会が開催され、「ひらかれる無形文化遺産―魅力の発信と外からの力」をテーマに、4名の発表者と2名のコメンテーターによる報告・討議が行われました。
東日本大震災以降の復興の過程においては、被災して甚大なダメージを受けた地域が「外の力」を取り込んでいくことで、結果的に文化継承が図られたという例が数多く報告されています。I・Uターン者や観光客、あるいはコミュニティの中でそれまで伝承に関わってこなかった層が新たに伝承を担うようになったり(伝承者の拡大)、新たな観客や支援者層に対して伝承を発信していったり(享受者の拡大)、様々なかたちで無形文化遺産を外に向かって「ひらく」際に、どのような仕組みや方法が必要になるのか、またそこにどのような課題や展望があるのか。今回は被災地域に限らず、過疎高齢化や都市化によって疲弊する全国各地に対象を広げ、「外からの力」と文化継承について議論を交わしました。

プログラム

〔 総 合 司 会 〕飯島 満(東京文化財研究所 無形文化遺産部 部長)

開会挨拶 亀井 伸雄(東京文化財研究所 所長)

主旨説明 今石 みぎわ(東京文化財研究所 無形文化遺産部)

第一部 報告

  1. 「壬生の花田植がユネスコ無形文化遺産になるまで―地域住民による保護と継承活動に着目して」
    松井 今日子(芸北民俗芸能保存伝承館)
  2. 「関川のしな織―伝統技術による地域活性化と文化継承活動について」
    五十嵐 千江(関川しな織協同組合)
  3. 「八戸ポータルミュージアムはっちの取り組み」
    柳沢 拓哉(八戸ポータルミュージアム)
  4. 「沖縄からの発信―竹富島の種子取祭芸能の継承―」
    狩俣 恵一(沖縄国際大学)

第二部  総合討議

〔コメンテーター〕
菊池 健策(東京文化財研究所 客員研究員)
小岩 秀太郎(全日本郷土芸能協会)

〔コーディネーター〕
久保田 裕道・今石 みぎわ(東京文化財研究所 無形文化遺産部)

報告書

報告書をpdfファイルで御覧いただけます。
第10回無形民俗文化財研究協議会「ひらかれる無形文化遺産―魅力の発信と外からの力」

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