第7回無形民俗文化財研究協議会「記憶・記録を伝承する ―災害と無形の民俗文化―」

第7回無形民俗文化財研究協議会

 東京文化財研究所無形文化遺産部では、無形民俗文化財の保存・継承に寄与することを目的として、毎年テーマを定めて無形民俗文化財研究協議会を開催しております。特に2011年3月の東日本大震災を受け、同年12月には第6回協議会「震災復興と無形文化―現地からの報告と提言」を開催いたしました。震災後二年目となる本年は、2012年10月26日に「記憶・記録を伝承する ―災害と無形の民俗文化―」をテーマとして、より踏み込んだ議論をおこないました。無形民俗文化財をはじめとする形の無い民俗文化、暮らしの記憶を、どのように後世に伝えていくのかは、従来からきわめて重要なテーマのひとつですが、特に、3.11による原発事故や津波被害によって移転を余儀なくされる地域においては差し迫った課題となっています。
 そこで本協議会では、伝承のための手段のひとつである「記録」を取りあげ、震災後、様々な立場から記録に携わってきた方々をお招きし、その取り組みや課題、展望についてご報告頂きました。その中で、3.11はもちろん、今後起こりうる災害に際しての「記憶の記録」と伝承について、その方法や可能性、意義について、論考を重ねました。

プログラム

序にかえて 石崎 武志   (東京文化財研究所 無形文化遺産部)

趣旨説明  今石 みぎわ (東京文化財研究所 無形文化遺産部)

第一部 報告

  1. 趣旨説明 今石 みぎわ (東京文化財研究所)
  2. 「津波から100kmのまちで」
    飯坂 真紀  (ふるさと岩手の芸能とくらし研究会)
  3. 「被災地のおける民俗調査の在り方―震災前からの調査と震災後からの調査―」
    小谷 竜介  (宮城県教育庁文化財保護課)
  4. 「民俗資料・記録の活用に向けて―福島県の被災地から―」
    大山 孝正  (福島県文化財センター白河館まほろん)
  5. 「被災者と人類のための災害復興アーカイブ―311まるごとアーカイブスの取り組み―」
    長坂 俊成  (独立行政法人防災科学技術研究所)
  6. 映像紹介 「記録DVD『3.11 東日本大震災を乗り越えて』について」
    阿部 武司  (東北文化財映像研究所)

第二部  総合討議

〔コメンテーター〕
久保田 裕道 (儀礼文化学会)
齊藤 裕嗣  (東京文化財研究所)

〔コーディネーター〕
今石 みぎわ (東京文化財研究所)

〔総合司会〕
宮田 繁幸 (東京文化財研究所)

報告書

報告書をpdfファイルで御覧いただけます。
第7回無形民俗文化財研究協議会「記憶・記録を伝承する ―災害と無形の民俗文化―」

公開事業

PAGETOP
Copyright © 東京文化財研究所 無形文化遺産部 All Rights Reserved.